2018/02/27 09:37
本来経血は自然と流れ出るものではありません。
昔の女性は体本来の膣力を使って、子宮に溜まった血液をトイレで出し切っていました。
おしっこと同じです。
子宮に溜まったら、トイレで排出する。
だから、膣の入り口に綿を詰めるだけでも十分だったのですね。
実は使い捨てナプキンに慣れてしまっている私たちは、膣の筋肉が弱り、硬く固まってしまっています。
実は、膣力の衰えによる悪影響は、生理だけではありません。
まずは、セックス。
そして、子供を産むときにお世話になるのも膣。
膣周りの筋肉が衰えていると、セックスも楽しめなかったり、子供を産み落とす力も弱まります。
膣だけでなく、骨盤周りのインナーマッスルも弱りますので、膣力を使わない生活を続けていると「生理痛・むくみ・便秘・腰痛」などの症状が起こりやすくなります。
そして、年齢が上がってくると深刻になってくるのが、尿漏れ。
膣と尿道は隣り合っていますよね。
膣をコントロールする筋肉が弱っているということは、同じく尿道周りの筋肉も弱っているということ。
最近では、30代でも尿漏れを気にする女性もいるようです。
実は、生理周期中に排出される経血の量は、さほど多くはありません。
100ml~150ml。
1カップもないんです。
では、どうして長い人だと一週間以上も生理が続いてしまうのかというと、だらだらと流れ出るままにしているから。
膣と子宮に意識を向けて、溜まったらトイレで出すというのを心がけると、生理はきれいに4日で終わります。
むしろ、さっさと4日で終わってしまうが物足りないくらいです。
まずは、膣を意識しましょう。
布ナプキンに替えると、無意識に緊張します。
下腹部を常に意識している状態です。
その状態で、膣をきゅっとしめることを意識してみてください。
膣をしめるというのがわからない人は、膣を上に引き上げるように意識してみたり、肛門をしめるようにしてみてもいいかもしれません。
私は足の内側の筋肉を意識するようにすると、膣がしまります。
バレエの2番のポジションを意識するような感じです。
まずは、四六時中しめつづけている必要はありません。
膣がしまっている状態と、そうでない状態がわかればOK です。
膣の感覚が敏感になってくると、経血がおりてくるのがわかるようになると思います。
経血がおりてくる感じがしたら、きゅっと膣をしめてください。
長くしめ続けるのが難しいようなら、トイレに行って出すようにしましょう。
トイレでは 意識して経血を出し切るようにしてみましょう。
膣に降りてきている経血だけでなく、子宮に溜まっている経血も意識してみる。
子宮を意識して腹圧をかけながら、膣をやわらかく動かして出していきます。
おしっこをするときも意識して出しますよね。そんな感じです。
このとき、子宮から膣までをまっすぐ立てるように意識できると出しやすくなります。
子宮を立てる感じがわからない人は、和式トイレを使ってみるといいかもしれません。
和式トイレでは、自然に子宮が立っています。
子宮がたっている感じや、膣がしまっている感じがわかってくると、自然と女性らしい動きやしぐさになってきます。
子宮や膣を意識するので、同時に丹田(たんでん)に力が入り、姿勢がよくなり、お股に緊張感が出ますので、自然と内股に力が入るようになります。
そうすると、内側のインナーマッスルが鍛えられて、引き締まった女性らしい腰つきにも変わってきます。
膣力+子宮力がついてくると、自分の体が面白くなってきます。
「私の体って、すごい!」そんな気持ちになってきますよ。
ぬのなっぷん
冷えとり本舗の布ナプキン「ぬのなっぷん」。 今治タオルで有名な愛媛県今治産のオーガニックコットンパイル生地を贅沢に使った、温かくて体に優しい布ナプキンです。