2018/03/09 17:12
冷えとり健康法。
ご存知ですか?
「冷えとり健康法」は、愛知県の医師・進藤義晴先生が提唱された健康法です。
冷えは万病の元。と言われるとおり、すべての不調は冷えから始まるとして、主に下半身の冷えを解消することで体質を改善する健康法です。
詳しくは、是非、進藤先生の著書「新版 万病を治す冷えとり健康法」(農文協)をお読みいただけたらと思います。
ここでは、私が「冷えとり」を始めたきっかけについて、お話したいと思います。
私も8年はまっている「冷えとり」。
このショップを立ち上げることになったのも、私自身が「冷えとり」を実践することで、たくさんの変化を体験したからです。
実は、私が「冷えとり」をはじめたきっかけは、心の不調が原因でした。
30代半ば。
当時、私はアパレルの生産会社でパタンナーとして働いていました。
当時も今も、アパレル業界は限りなく黒に近い、ダークグレーな業界。
深夜残業、土日出勤は当たり前。
私も当たり前のように自分の体を酷使する生活を続けていました。
疲れきった体で深夜に帰宅し、帰りのコンビニで買った「スープ春雨」で夕食を済ます。
「なんでこんな生活をしているのかなあ・・・」
と、ふと我に返っても、また翌日には同じように会社に行く。
そんな生活を続けていました。
仕事では、お客さんに怒られ、彼氏との関係もうまくいっておらず・・・元々友達も少ないので気晴らしに誰かと遊ぶわけでもない。
なんだかストレスばかりが溜まり、無理もたたったのか、私は膀胱炎を繰り返していました。
仕事はつらい、彼氏は冷たい、膀胱炎でおなかは痛い・・・
夜、布団に入ると、ふと涙が溢れ出してくることもしばしば・・・
そんな生活を2年ほど続けた頃、私は軽いうつ病になっていました。
うつになった私は、しばらくクリニックやカウンセリングに通い、徐々に元気を取り戻していきました。
だけど、すっきり、霧が晴れたように治ったのではありませんでした。
日常生活には支障はなくなったけれど、やっぱり心も体も万全ではない。
いつも体はだるいし、やる気は起きない。
うつが判った頃に彼氏とも別れており、うつが落ち着いても、週末は家で一人。
すぐにネガティブなことばかり考えてしまう。
そんなときに知ったのが、「冷えとり」でした。
「冷えをとれば、うつが治る」
そんな魔法みたいなことがあるんだろうか?
私は半信半疑でしたが、当時もまだ疲れるとすぐに膀胱炎になっていた私は、「うつは治るかどうかわからないが、膀胱炎には効くかもしれない」
そう思って、冷えとりを始めることにしました。
冷えとり生活は、「頭寒足熱」。
下半身を温め、上半身が冷えている状態を作ります。
まずは、足元を温めるために靴下の重ね履きからスタートします。
(冷えとりの方法についてはこちらもどうぞ→ ☆ )
しばらく履き続けていると、そのうち靴下が破れてきます。
体の毒を靴下が吸い、その毒によって靴下の繊維が溶けてしまうのです。
破れた部位によって、内臓のどの部分が弱っているかもわかります。
冷えとり生活を始めて1ヶ月ほどした頃、私の靴下もまずは小指の部分が破れました。
「やった!」
破れると、なぜか嬉しくなってしまうのが面白い(笑)
調べると、小指が破れるのは、腎臓・膀胱・婦人科系の毒だしだということ。
「やっぱり!」
と、知ってまた嬉しくなる。
こんな感じで、どんどん冷えとり生活にはまっていきました。
楽しくて、どんどん冷えとりにはまっていった私。
気づいたら、朝、起きるのがつらくなくなっていました。
体のだるさもとれ、自炊や家事もまめにできるようになりました。
イライラ、メソメソしていたのも、いつの間にかなくなり、「あんなことがしたい」「こんなことがしたい」と未来を考えられるようになってきました。
そして、週末引きこもり状態から、次第に外に出るようになり、人といるのが楽しいと思えるようになりました。
ちょうど、その頃、その後結婚することとなる彼とお付き合いを始めました。
それから約8年。
私はまもなく40代半ばになろうとしていますが、いまだに冷えとり生活は続いています。
続けているという意識もないほど、冷えとりは私の生活の一部になりました。
そして、こうして冷えとりグッズや布ナプキンを扱うお店まで始めてしまい・・・(笑)
一生、「冷えとり」とは、お付き合いしていくことになりそうです。
体だけでなく、心まで変わっていく「冷えとり」。
だまされたと思って始めると、いつの間にかガラリと生活が変わっていきます。
是非、皆さんも「冷えとり」生活を始めてみませんか?
ぬのなっぷん
冷えとり本舗の布ナプキン「ぬのなっぷん」。 今治タオルで有名な愛媛県今治産のオーガニックコットンパイル生地を贅沢に使った、温かくて体に優しい布ナプキンです。